情報記号論

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講師:
石田 英敬  
期間:
2003/04/17 〜 2003/09/25
授業概要:
<記号論Semiotics>は、C.S. PeirceとF. de Saussureを祖として二十世紀を通して発達してきた人間の意味活動のインターディシプリナリーな研究領域です。記号論は、<構造主義>と呼ばれた二十世紀の社会・文化知のパラダイム変換に貢献し、またメディア文化や大衆社会現象を理解する理論的枠組みとしてメディア・スタディーズやカルチュラル・スタディーズと呼ばれる研究動向のなかでも重要な理論的支柱となってきました。そして今日では、記号論には、人間の意味環境を急速に変化させつつある記号テクノロジーに媒介された社会や文化を理解するために、新しい役割を果たすことを求められています。これが、<情報記号論>の領域だといえるでしょう。この新しい学問分野は、いま情報技術革命と呼ばれているような大変化のなかで、記号論が二十世紀を通じて考えようとしてきた根本問題をとらえ返すことによって、これから創り出されるべきものという性格が強いのです。 

講義一覧

■第1講

講義名:
第1講「情報記号論の問いとは何か」
講義日:
概 要:
イントロダクション、<人文知>の変容をめぐって、<人間学>と<情報学>、<記号論>の位置、記号論と知のインターフェース、<情報記号論>とは何か

■第2講

講義名:
第2講「記号の概念をめぐって」(その1)
講義日:
概 要:
I.Problematic Ecce Signum 或いは<記号>の問題的起源、1.Ecce home 人類のあけぼの、技術とpro-thesis、I.2.文字 および Ex.メディオロジー的見取図、II.Archeology <人工記号>の記号論、ライプニッツの「普遍計画」および II.まとめ.近世記号論の位置

■第3講

講義名:
第3講「記号の概念をめぐって」(その2)
講義日:
概 要:
III.Epistemology 現代記号論の<記号>仮説 1.ソシュールの<エピステモロジックな起債>問題について 2.パースの記号分類について

■第4講

講義名:
第4講「記号の概念をめぐって」(その3)
講義日:
概 要:
IV.Interface<記号>と<情報> I.ソシュール記号学の基本概念と<記号と情報>問題 1 Sa /Sé をめぐって 2 記号の恣意性とシステム 3 かたちの単位としての分節 4 「差異のシステム」と記号の「価値」 

■第5講

講義名:
第5講「記号の概念をめぐって」(その4)
講義日:
概 要:
コミュニケーションシートについて IV<記号>と<情報> I ソシュール記号学の基本概念と<記号と情報>問題(続) 5 paradigme/syntagme 6 ラングとパロール 「記号」のEpistémè  Interface 1 記号と情報 Interface 2 記号と情報

■第6講

講義名:
第6講「記号の概念をめぐって」(その5)
講義日:
概 要:
記号の概念をめぐって、記号過程、「記号」という存在、類像記号・指標記号・象徴記号、記号の解釈と推論

■第7講

講義名:
第7講「記号の概念をめぐって」(その6)
講義日:
概 要:
V.Perspective<情報記号論>の可能性 I 二つの記号論の時代 II 認識図式の相互補完性 III 情報記号論の可能性

■第8講

講義名:
第8講「インタフェース・メタファー・身体」
講義日:
概 要:
情報記号論の研究領域 1.インターフェース研究 資料1 A Talk by Alan Kay 情報記号論の視点 メタファー論

■第9講

講義名:
第9講「記号合成とVR--電子メディア時代の記号の条件」
講義日:
概 要:
(前回第8講の続き)直喩から隠喩へ、インターフェイス、GUI 第9講 記号合成とVR--電子メディア時代の記号の条件 I.「ディジタル/アナログ」再考、  I-0 記号原理の二態としての理解  I-1 符号のディジタル化  I-2 記号のディジタル化

■第10講

講義名:
第10講「記号合成とVR--続」
講義日:
概 要:
レポート・総括セッション・休講について連絡、ヴァーチャルとは何か、ヴァーチャルの計算論化、記号のヴァーチャル化とシュミレーション、VRの記号原理、サイバースペースにおけるコミュニケーション

■第11講

講義名:
第11講「情報記号論の諸問題4.5」
講義日:
概 要:
情報記号論の諸問題4 「サイバースペースにおけるコミュニケーション Interactivity とHypertextuality」 1 Interactivity 2 Hypertextuality 3 WWW 普遍的コミュニケーション 情報記号論の諸問題5 「ポスト・ヒューマンの条件あるいはサイバースペースにおける身体」

■第12講

講義名:
最終講「総括セッション」
講義日:
概 要:
最終講「総括セッションおよびレポート講評」
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