進化生態情報学

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講師:
佐倉 統  
期間:
2003/10/08 〜 2004/02/04
授業概要:
生命という情報システムの振る舞いは、他のシステムを調べるときにいろいろな点で参考になることが多い。とくに、環境に適応するメカニズムとプロセス(=進化)は、生命以外のシステムにも共通する点が多く、複雑系を理解するための基本概念である。
この講義では、まず、生命システムの進化について、適応、選択淘汰、自己複製などの基本概念を解説する。次に、人間の文化や都市システム、知識システム、ミッキーマウス、フォークなど、生命以外のシステムにみられる進化現象について考察する。さて、こうなると、生命体と非生命体は、どこがどうちがうのだろうか?
また、人間そのものの進化過程をまとめながら、人間の生物としての側面と文化的な側面の関係について、両者の葛藤(遺伝子とミームの対立?)という視点から論じる。これはたとえば、「新興宗教の教義に殉じて自殺した人間は幸せなのか?」といった問題に、進化論的な立場から回答を試みるということである。 

講義一覧

■第1講

講義名:
ガイダンス
講義日:
概 要:
この講義のねらい/方法論・理論編・実践編・観察編/オンライン授業/参考文献・参考ウェブサイト/BBSのお題

■第2講

講義名:
進化理論の基礎知識(1)
講義日:
概 要:
基本概念をもう一度—進化とは?生命とは?

■第2講

講義名:
進化論の基礎知識(2)
講義日:
概 要:
進化理論の基礎用語/掲示板の内容に関するディスカッション

■第4講

講義名:
進化理論の基礎知識 —利他行動—
講義日:
概 要:
利他行動について

■第5講

講義名:
進化生物学から知識と文化の進化理論へ(1)
講義日:
概 要:
強化学習と文化/進化生物学の理論を人間の知識や文化に適用する─二つの方法/人類の進化/文化はいつから?

■第6講

講義名:
科学技術と文化
講義日:
概 要:
ドイツ博物館における楽器展示/西洋と音楽/日本にとっての文化としての科学技術とは/文化としての科学技術の定着には

■第7講

講義名:
ゲスト・トーク — 瀬名秀明さんを招いて
講義日:
概 要:
瀬名秀明さんによる自己紹介/ミトコンドリアについて/パラサイトイブと社会の関係/ゲノム科学の課題/ゲノム科学とロボット学/ロボットと生活/世界観と物語/質疑応答

■第8講

講義名:
進化生物学から知識と文化の進化理論へ(2)
講義日:
概 要:
社会と科学技術のインターフェイス/科学を文化にする/文化に対する進化論的アプローチ/非生命体の進化理論

■第9講

講義名:
ゲスト・トーク — 前田邦宏さんを招いて
講義日:
概 要:
関心空間とは/コンセプトとその特徴/関心空間のルーツ/コンテンツからコンテクストへ

■第10講

講義名:
進化生物学から知識と文化の進化理論へ(3)
講義日:
概 要:
遺伝的アルゴリズムとは/ロボカップと身体知/言語能力とインターフェイス/非生命体の進化論における注意すべきいくつかの点

■第11講

講義名:
ミーム論から見た知識論(1)
講義日:
概 要:
知識とはなにか?/感情という存在/知識のあり方の変化/自然科学的手法

■第12講

講義名:
ミーム論から見た知識論(2)
講義日:
概 要:
命題の普遍性(数理的表現/科学的検証/専門家システム)/科学の制度/科学とメディア

■第13講

講義名:
科学未来館にて(1)
講義日:
概 要:
科学未来館とは/展示見学(ジオコスモス/カミオカンデ/ゲノム関連)/毛利衛館長講話

■第14講

講義名:
科学未来館にて(2)
講義日:
概 要:
展示見学(インターネット物理モデル/ロボット関連)/研究所見学/地下室見学/サイエンスコミュニケーション/質疑応答

■第15講

講義名:
総括
講義日:
概 要:
人間とは何か/論理的思考か社会的思考か/差別とミーム/どのようなミームをつくっていくべきか/ビデオ「最後のコンサート 〜あるチェロ奏者の死〜」/期末課題について
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